臨床・画像的に,変異型Creutzfeldt‐Jakob病との鑑別が問題となったGerstmann‐Straeussler‐Scheinker症候群の1例

  • 金田 明子
    近畿大学医学部神経内科
  • 西郷 和真
    近畿大学医学部神経内科
  • 三井 良之
    近畿大学医学部神経内科
  • 北本 哲之
    東北大学大学院医学系研究科附属創生応用医学研究センタープリオン蛋白研究部門 CJD早期診断・治療法開発分野
  • 楠 進
    近畿大学医学部神経内科

書誌事項

タイトル別名
  • A case of Gerstmann-Straeussler-Scheinker syndrome (GSS-P102L) mimicking variant Creurtzfeldt-Jakob disease in clinical manifestation and MRI findings
  • 症例報告 臨床・画像的に,変異型Creutzfeldt-Jakob病との鑑別が問題となったGerstmann-Straussler-Scheinker症候群の1例
  • ショウレイ ホウコク リンショウ ガゾウテキ ニ ヘンイケイ Creutzfeldt Jakobビョウ トノ カンベツ ガ モンダイ ト ナッタ Gerstmann Straussler Scheinker ショウコウグン ノ 1レイ

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抄録

症例は51歳の女性である.数年にわたる歩行障害・難治性下肢痛・小脳徴候の後,急速に進行する認知機能障害をみとめた.頭部MRIを施行したところ,拡散強調画像(DWI)・FLAIR画像にて皮質のリボン状高輝度をみとめた.Creutzfeldt-Jakob病(CJD)を考えたが経過が合わず,視床枕の高信号も存在することより,variant Creutzfeldt-Jakob病(vCJD)も鑑別診断として考慮した.最終的には,遺伝子検索にてGerstmann-Sträussler-Scheinker症候群(GSSP102L)と診断した.MRIにて両側視床枕の高信号を呈したGSS報告例はまれであり,既報のGSS例や,vCJD, sCJDとの異同につき,考察を加えた.<br>

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参考文献 (30)*注記

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