都市農地における体験農園の経営分析 : 東京都内の事例を対象として A Business Analysis of Urban Farms Providing the Farm Experience : Case Studies in Tokyo

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抄録

都市部の農地利用問題は,高宅地価格下での都市的土地利用への転用圧力と,計画的農地保全とのはざまで,常に議論の焦点となってきた。とくに近年では,都市住民の農業との触れ合いや農作業体験に対する需要に応えながら,農地保全を進めていく要請が増している(後藤)。本論で扱う体験農園経営とは,農園の開設者(農家)が料金を徴収して,一般市民に農作業の一部を体験してもらう経営形態で,農地の肥培管理が行われ,作付計画,栽培計画の責任や収穫物の処分権が開設者側にあるものを指す。市民農園との大きな違いは,農地の市民への貸出しではなく,農業経営の一形態として定義される点にある。体験農園経営は,農業経営であるため,自作地であれば相続税猶予制度の対象となり,相続税支払いのための農地転用の問題を回避可能である。さらに,農業経営者によって農地が一体的に管理されるため,維持管理や景観上の問題が生じにくいこと,利用者が全ての栽培管理を実施できなくても参加が可能なことといったメリットがある。

収録刊行物

  • 農業経営研究

    農業経営研究 45(4), 109-118, 2008-03-25

    全国農業構造改善協会

参考文献:  20件中 1-20件 を表示

被引用文献:  3件中 1-3件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10021226930
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00200823
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    03888541
  • NDL 記事登録ID
    9440979
  • NDL 雑誌分類
    ZR8(科学技術--農林水産--農産--農業経済学)
  • NDL 請求記号
    Z18-1079
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  IR  J-STAGE 
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