ネパール農業における学校教育の増収効果 Farmer Education and Productivity in Nepal Agriculture

この論文にアクセスする

この論文をさがす

著者

抄録

経済発展において教育がきわめて大きな役割を果たすことは、ソローやシュルツ以来の人的資本に関する研究によってほぼ定説になったと思われるが、農業発展、特に途上国の農業生産性の向上において教育がどのような効果を上げたかについて必ずしも明確になったとは言えない。M. E. Lockheed、D. T. Jamison and L. Lauが示したように、農業生産性と農民の教育水準に関する多数の実証分析で有意かつ正の関係が検出されたケースとそうでないケースはほぼ半々を占めている。中国内陸部地域を対象に行った厳や中兼の最近の研究においても、農業収入が教育水準と無関係に決まっているとの計測結果を示している。本稿の目的は、ネパール農業における学校教育の収益性および要素投入の生産反応を計測し、学校教育や生産条件の改善による生産性向上の可能性を検討することにある。ネパールを対象にした理由は、言うまでもなく同国は世界最貧国の1つで、貧困削減のため技術進歩を梃子とした農業発展が必要不可欠であり、そして何よりも、国民が貧困からの脱出を希求し、それに向かって努力しているからである。

収録刊行物

  • 農林業問題研究  

    農林業問題研究 44(1), 14-23, 2008-06-25 

    富民協会

参考文献:  13件

参考文献を見るにはログインが必要です。ユーザIDをお持ちでない方は新規登録してください。

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10021227113
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00202829
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    03888525
  • NDL 記事登録ID
    9593177
  • NDL 雑誌分類
    ZR7(科学技術--農林水産--農産) // ZR21(科学技術--農林水産--林産)
  • NDL 請求記号
    Z18-410
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  IR 
ページトップへ