農業農村整備事業がもたらす環境負荷低減効果の経済評価 : 水田圃場の大区画化を事例として

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抄録

地球温暖化などの環境問題への社会的な関心が益々高まる中で、経済社会を環境に配慮した持続可能なシステムに転換していくことは、いまや最重要な課題の1つである。農業農村整備事業のあり方についても、生産費低減などの経済面だけではなく、環境面にも十分に配慮した展開が強く求められているといえよう。農業農村整備事業における圃場の大区画化は、農業機械の効率的利用などを可能とする。費用便益分析を実施する場合、圃場の大区画化がもたらす効果は、これまで主に労働時間節減、軽油などの農業機械稼動に要する燃料消費量減少などとして経済評価されてきた。これらの効果のうち、燃料消費量減少は、燃料費節減はもとより、農業機械から排出される環境負荷低減にも資するものである。本稿の課題は、農業農村整備事業による圃場の大区画化がもたらす環境負荷低減効果の経済評価を試みることにある。具体的には、圃場の区画規模別に推計された燃料消費量から環境負荷排出に係る外部費用を推計し、大区画化前後の差額を外部費用削減便益として経済評価したい。分析事例は、わが国において、圃場の大区画化による土地利用型農業が最も展開しやすいと考えられる北海道の水田圃場とした。

収録刊行物

  • 農林業問題研究  

    農林業問題研究 44(1), 67-71, 2008-06-25 

    富民協会

参考文献:  10件

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被引用文献:  3件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10021227143
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00202829
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    SHO
  • ISSN
    03888525
  • NDL 記事登録ID
    9593236
  • NDL 雑誌分類
    ZR7(科学技術--農林水産--農産) // ZR21(科学技術--農林水産--林産)
  • NDL 請求記号
    Z18-410
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  IR 
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