鹿児島県与論島におけるサンゴ礁保全と地下水等の富栄養化問題 : さとうきび農業に注目して

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抄録

与論島は、琉球列島のほぼ中央、奄美諸島の南端に位置する隆起珊瑚礁の平坦な島で、主立った河川はなく、いわゆる「低島」の特徴を備えている。与論島は集水域と生活域が一致しており、地下水が富栄養化しやすい条件を持っている。与論島においても、さとうきび農業と畜産が共にさかんであり、昭和50年代以降、地下水の富栄養化が問題化している。また透水性の高い地質条件下では、逆に富栄養化した地下水が周辺海域に影響を及ぼしやすい。さらに飲料水を地下水に頼る与論島では、地下水の富栄養化はそれ自体人間の健康に悪影響を及ぼす可能性があり、重大な問題である。本稿では、自然条件の類似する南西諸島の他の島嶼の事例も参照しつつ、さとうきび農業や畜産と、地下水等の富栄養化問題の関連を検討する。その上で、国の新しいさとうきび政策と農地・水・環境保全向上対策の内容を概観し、与論島のサンゴ礁および地下水の保全との関連でその問題点を考察する。

収録刊行物

  • 農林業問題研究  

    農林業問題研究 44(1), 72-78, 2008-06-25 

    富民協会

参考文献:  12件

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被引用文献:  1件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10021227154
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00202829
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    SHO
  • ISSN
    03888525
  • NDL 記事登録ID
    9593238
  • NDL 雑誌分類
    ZR7(科学技術--農林水産--農産) // ZR21(科学技術--農林水産--林産)
  • NDL 請求記号
    Z18-410
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  IR 
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