農学分野における地域連携の枠組みと展望 : 神戸大学大学院農学研究科と篠山市の連携を中心として

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抄録

近年、農学分野をはじめ様々な研究分野で地域連携活動が積極的に推進されている。その理由の一つは、「産学官民連携」という言葉に象徴される社会の大学に対する直接的な知的貢献の要請である。大学の知識を価値源泉に、大学のシーズと地域のニーズをマッチングさせ、新たな産業育成や地域の知財管理を行い、知の実用的な問題解決や価値創造をはかり、社会還元をすすめることが、大学の使命として期待されている。これは、農学分野に限ったことではなく、すべての研究分野に対して要請されるものである。「研究」、「教育」につぎ、「社会貢献」を大学の第3の使命として強調する流れに位置づけられるものである。もう一つは、農学分野においては、特に「フィールドサイエンスの推進」のための地域連携への期待である。農学研究と現実・現場との乖離に対する反省から、研究・教育フィールドの発掘と活用を通じて、実学としての農学への回帰をはかる流れに位置づけられる。現場を知の源泉とするフィールド科学の推進は不可欠であり、大学の農学分野独自の仕組みづくりのあり方が問われている。本研究では、まず、農学分野における地域連携活動は、現在どのように行われているか、その枠組みと課題を整理する。そのために、既往研究の整理と全国の農学分野における主要な地域連携活動の分析をおこなう。次に、神戸大学と篠山市の地域連携活動の事例分析をとおして、今後の農学分野における地域連携システムの展望について一考することを目的とする。

収録刊行物

  • 農林業問題研究  

    農林業問題研究 44(1), 129-134, 2008-06-25 

    富民協会

参考文献:  6件

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被引用文献:  3件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10021227207
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00202829
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    SHO
  • ISSN
    03888525
  • NDL 記事登録ID
    9593362
  • NDL 雑誌分類
    ZR7(科学技術--農林水産--農産) // ZR21(科学技術--農林水産--林産)
  • NDL 請求記号
    Z18-410
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  IR 
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