Clostridium difficile 腸炎再発の要因 Factor of the Recurrence of Clostridium difficile Colitis

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抄録

当院の一病棟において<I>Clostyidium difficile</I>による下痢症を発症した患者が約1ヵ月半の間に9例にのぼり, アウトブレイクと思われた.感染制御室では病棟に介入し, 接触感染対策の徹底と<I>C. difficile</I>による院内感染の注意を喚起し, 院内にも臨時のICTニュースを発行し啓蒙した. その結果アウトブレイクは収束したが経過中再発例があったこともあり, 病棟内の接触感染対策だけでなく治療薬のバンコマイシン (以下VCM) 散の使用法にも問題がある可能性を考え, 全病棟を対象に患者因子, 発症前抗菌薬の有無, VCM散の投与法について調査した.平成12年1月から平成16年5月までに<I>C. difficile</I>腸炎でVCM散が投与された患者は159例で再発は24例・35事例 (複数回再発あり) であった. 再発例の平均年齢は82歳で, 基礎疾患は悪性腫瘍, 糖尿病など易感染性疾患が多かった.再発35事例中抗菌剤の投与がされていたのは16事例であり, VCM散投与日数10日未満での再発は24事例であった. 腸炎再発の原因は抗菌薬再投与, 接触感染が大きな要因ではあるが, 初回発症時のVCM散の10日以上の投与が重要であると考えられた.

収録刊行物

  • 環境感染  

    環境感染 21(1), 12-16, 2006-03-20 

    Japanese Society of Environmental Infections

参考文献:  9件

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被引用文献:  3件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10021243077
  • NII書誌ID(NCID)
    AN1019475X
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    09183337
  • NDL 記事登録ID
    7902662
  • NDL 雑誌分類
    ZS9(科学技術--医学--病理学・微生物学・寄生虫学・感染・免疫学・血清学・アレルギー)
  • NDL 請求記号
    Z19-3650
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  J-STAGE 
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