外科領域MRSA感染症に対する teicoplanin の適正投与法に関する検討 Effective Use of Teicoplanin for MRSA Infections in Surgical Patients

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著者

    • 荒川 創一 ARAKAWA Soichi
    • 神戸大学医学部附属病院感染制御部 Department of Infection Control and Prevention, Kobe University Hospital
    • 李 宗子 [他] LI Muneko
    • 神戸大学医学部附属病院感染制御部 Department of Infection Control and Prevention, Kobe University Hospital
    • 中野 雄造 NAKANO Yuzo
    • 神戸大学医学部附属病院感染制御部 Department of Infection Control and Prevention, Kobe University Hospital
    • 横山 直樹 YOKOYAMA Naoki
    • 神戸大学医学部附属病院感染制御部 Department of Infection Control and Prevention, Kobe University Hospital
    • 瀬尾 靖 SEO Yasushi
    • 神戸大学医学部附属病院感染制御部 Department of Infection Control and Prevention, Kobe University Hospital
    • 上田 隆 UEDA Takashi
    • 神戸大学医学部附属病院消化器外科 Department of Gastroenterological Surgery, Kobe University Hospital

抄録

外科領域におけるmethicillin-resistant <I>Staphylococcus aureus</I> (MRSA) 感染症に対するteicoplanin (TEIC) の適正用法用量を探る目的で, 本薬剤を投与後の血清中トラフ濃度と有効性の関係について検討し, 下記の成績が得られた.<BR>1.MRSA感染症に対する全体の有効率は68.8% (11/16例), 疾患別では肺炎83.3% (5/6例), 表在性二次感染100% (2/2例), 敗血症33.3% (1/3例), その他60% (3/5例) であった.<BR>2.細菌学的効果は菌消失7例, 菌数減少3例, 不変4例で, 菌陰性化率は50% (7/14例) であった. 菌数減少を含めると71.4% (10/14例) であった.<BR>3.初日800~1200mgの負荷投与実施群 (維持投与量400-600mg/day) の血清中トラフ濃度は3~5日までに11.4μg/mL, 6~8日には17.2μg/mLに達し, 200~400mg投与群 (7.4μg/mL, 12.6μg/mL) に比較し, 両時点とも高い濃度を示した.<BR>4.菌消失群の血清中トラフ濃度は3~5日までに13.4μg/mL, 6~8日には18.6μg/mLと菌数減少・不変群より高い濃度を示し, 細菌学的効果と血清中トラフ濃度 (6~8日目) の有意な相関が認められた. しかし, 臨床効果と血清中トラフ濃度の関係においては明らかな傾向を認めなかった.<BR>以上の結果, 外科領域MRSA感染症に対してTEICは3~5日の段階で15μg/mL以上の血清中トラフ濃度を指標とした用法用量により, 高い効果が期待できるものと考えられる.

収録刊行物

  • 環境感染  

    環境感染 21(1), 17-23, 2006-03-20 

    Japanese Society of Environmental Infections

参考文献:  17件

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被引用文献:  3件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10021243087
  • NII書誌ID(NCID)
    AN1019475X
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    09183337
  • NDL 記事登録ID
    7902665
  • NDL 雑誌分類
    ZS9(科学技術--医学--病理学・微生物学・寄生虫学・感染・免疫学・血清学・アレルギー)
  • NDL 請求記号
    Z19-3650
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  J-STAGE 
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