自己導尿カテーテル用消毒潤滑液の有用性の検討 Investigation of Usefulness of Lubricant for Urethralcatheters in Intermittent Self-cathetherization

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抄録

当院では自己導尿カテーテルの消毒潤滑液として1%ポビドンヨードグリセリン液 (PVIG) を採用してきたが, カテーテルへの着色や, 挿入時の刺激等の改善を目的とし, 0.025%塩化ベンザルコニウム含有グリセリン液 (BZCG) に全面切り替えとなった. BZCGの臨床ならびに抗菌力の同等性を検討したところ, BZCG導入後5ヵ月間で, 患者から刺激痛やカテーテルへの着色の訴えは聞かれなかった. また, 尿路由来の発熱症状が見られた患者数はBZCG導入前では, 12名中5名であったが, 導入後では12名中1名のみであった. また, 尿からの菌検出件数は導入前が8件提出中4件検出し, 導入後は3件提出中1件検出した. 抗菌薬の使用は導入前が3名に対し, 導入後は1名であった. 一方, BZCGとPVIGの15分作用における抗菌活性を比較すると, すべての供試菌においてほぼ同等の活性を示した. 以上よりBZCGとPVIGはほぼ同等の抗菌効果があることが確認できた. PVIGが院内製剤であることを考えると, 既製品のBZCGは自己導尿カテーテル使用患者への消毒潤滑液として有用であることが考えられた.

収録刊行物

  • 環境感染  

    環境感染 21(3), 197-199, 2006-09-20 

    Japanese Society of Environmental Infections

参考文献:  4件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10021243417
  • NII書誌ID(NCID)
    AN1019475X
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    09183337
  • NDL 記事登録ID
    8528095
  • NDL 雑誌分類
    ZS9(科学技術--医学--病理学・微生物学・寄生虫学・感染・免疫学・血清学・アレルギー)
  • NDL 請求記号
    Z19-3650
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  J-STAGE 
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