造血幹細胞制御と白血病 Control of Hematopoietic Stem Cell and Leukemia

この論文にアクセスする

この論文をさがす

著者

抄録

造血系では造血幹細胞からあらゆる成熟血球が秩序だって産み出される.造血幹細胞について自己複製,増殖,分化,局在など,さまざまな動態が知られるようになり,造血系は個体レベルで最も解析の進んだ幹細胞システムの一つとなっている.造血幹細胞の局在する場をニッチとよぶが,最近になってニッチの実態解明が大きく進んだ.造血幹細胞を制御する分子機構は多岐にわたるが,なかでもニッチにおけるシグナルと,遺伝子発現を制御する転写因子に関して,多くの鍵分子の同定がなされている.さらに造血幹細胞制御に関わる転写因子の中には,その異常が白血病発症と深く関わるものがある.これらの知見は,白血病発症に関する理解を深めるとともに,白血病幹細胞の動態解明にも大きく貢献している.本稿ではこれらのテーマについて最近の成果を紹介するとともに,転写因子の例としてAML1を取り上げ,幹細胞制御と腫瘍発症の関係について考察する.<br>

収録刊行物

  • 日本内科学会雑誌  

    日本内科学会雑誌 97(5), 1098-1104, 2008-05-10 

    The Japanese Society of Internal Medicine

参考文献:  7件

参考文献を見るにはログインが必要です。ユーザIDをお持ちでない方は新規登録してください。

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10021254345
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00195836
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    REV
  • ISSN
    00215384
  • NDL 記事登録ID
    9515921
  • NDL 雑誌分類
    ZS21(科学技術--医学--内科学)
  • NDL 請求記号
    Z19-222
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  J-STAGE 
ページトップへ