5カ月の経過で炎症性の壁肥厚と嚢胞の縮小を認めた粘液産生肝内胆管癌の1例

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  • A case of mucin-producing cholangiocarcinoma with inflammatory wall thickening and reduction in size at 5 months

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抄録

症例は46歳,男性.胃潰瘍穿孔の発症時に撮影されたCTで,肝左葉に嚢胞性病変が認められた.5カ月後,嚢胞径の縮小·周囲との境界が不明瞭な壁肥厚を認めたため,悪性腫瘍の増殖·浸潤を疑い,肝左葉+尾状葉切除術を施行した.病理学的検索にて粘液産生肝内胆管癌の診断であったが,粘膜内癌であり,壁肥厚部は炎症性変化によるものであった.急激な画像上の変化をともなった粘液産生肝内胆管癌の1例を経験したので報告する.<br>

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参考文献 (22)*注記

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