腹部大動脈瘤術後に発生した遺残内腸骨動脈瘤-直腸瘻の1例

• 原 浩樹

• 進士 明宏

• 武川 建二

• 高山 真理

• 沖山 洋

• 山村 伸吉

• 小口 寿夫

  諏訪赤十字病院消化器科

書誌事項

タイトル別名

• Internal iliac artery aneurysm rupture with aorto-enteric fistula after reconstruction of abdominal aortic aneurysm: report of a case

抄録

症例は84歳男性．主訴は血便．14年前に腹部大動脈瘤に対し人工血管置換術を受け，4年前より結紮空置された左内腸骨動脈に動脈瘤を指摘されていた．今回，下痢の精査目的にて入院中，突然大量の血便を認めた．内視鏡検査にて，直腸S状部に瘻孔を認め，造影剤を注入したところ，腸管外に造影剤が漏出した．腹部CTにて，左内腸骨動脈瘤内に造影剤が確認され，内腸骨動脈瘤の直腸穿破と診断し，動脈瘤切除術，Hartmann術を施行した．<br>

収録刊行物

• 日本消化器病学会雑誌

  日本消化器病学会雑誌 105 (2), 221-227, 2008

  一般財団法人 日本消化器病学会

キーワード

• 動脈消化管瘻
• aorto-enteric fistula
• herald bleeding
• 人工血管置換術後
• 遺残内腸骨動脈瘤破裂

詳細情報

• CRID: 1390282681376049024
• NII論文ID: 10021270463
• NII書誌ID: AN00192124
• DOI: 10.11405/nisshoshi.105.221
• ISSN: 13497693
• ISSN: 04466586
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2008136696
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可