自己免疫性膵炎から全身性疾患への展開 Development from autoimmune pancreatitis to systemic disease

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抄録

自己免疫性膵炎は,膵腫大と膵管狭細像,血中IgG4値の上昇,高齢の男性に好発,ステロイドが奏功する,などの特徴を持つ特殊な膵炎であり,膵臓癌との鑑別が特に重要である.自己免疫性膵炎に合併する膵外病変の組織像は膵臓と同様にTリンパ球とIgG4陽性形質細胞の密な浸潤をともなう線維化であり,また全身諸臓器にはIgG4陽性形質細胞の密な浸潤が認められることより,われわれはIgG4関連硬化性疾患という新しい全身疾患の概念を提唱した.線維化と閉塞性静脈炎を生じる膵,胆管,胆嚢,唾液腺,後腹膜などにおいて臨床徴候を呈する.高率にリンパ節腫大をともない,悪性腫瘍を疑われることが多いが,無益な外科手術を行わないためにも,本症を念頭におくことが肝要である.<br>

収録刊行物

  • 日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology  

    日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology 105(4), 479-485, 2008-04-05 

    The Japanese Society of Gastroenterology

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被引用文献:  2件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10021270844
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00192124
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    REV
  • ISSN
    04466586
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  J-STAGE 
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