自己免疫性膵炎の免疫異常 Immunological aspects of autoimmune pancreatitis

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著者

    • 川 茂幸 KAWA Shigeyuki
    • 信州大学健康安全センター Center for Health, Safety and Environmental Management, Shinshu University

抄録

自己免疫性膵炎は高齢者·男性に好発し膵癌,胆道癌との鑑別が臨床的に重要である.血清IgG4上昇と多彩な膵外病変の合併が特徴的で,発症に免疫異常が想定される.IgG4は診断ならびに活動性の指標として有用であるが,病因的意義は不明である.本疾患発症には複数の遺伝要因が関与すると考えられるが,HLA DRB1<sup>*</sup>0405-DQB1<sup>*</sup>0401 haplotypeと相関を認め,これらHLA分子がペプチド抗原をT細胞に呈示して,発症の引き金になることが予想される.HLA領域以外ではFCRL3, CTLA4の関与が報告されている.また,制御性T細胞や補体活性化機序も病態に関与していると考えられるが,発症に直接的に関連すると考えられる自己抗原はいまだ同定されていない.<br>

収録刊行物

  • 日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology  

    日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology 105(4), 494-501, 2008-04-05 

    The Japanese Society of Gastroenterology

参考文献:  40件

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被引用文献:  3件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10021270925
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00192124
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    REV
  • ISSN
    04466586
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  J-STAGE 
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