交通外傷後に急性腹症にて発症したアレルギー性紫斑病の1例

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タイトル別名
  • A case report of anaphylactoid purpura with acute abdominal pain secondary to trauma caused by traffic accident

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抄録

症例は17歳,男性.交通外傷による多発骨折で当院に入院.交通外傷後28日目に心窩部を中心に強い腹痛が出現し,消化管超音波検査,CT検査にて十二指腸と回腸から上行結腸にかけての壁肥厚を認めた.腹痛の出現から19日目に両下肢に紫斑が出現しアレルギー性紫斑病にともなう腹痛と診断.その後尿蛋白,血尿が出現し,腎生検で紫斑病性腎炎の所見を認めた.本例は交通外傷後に腹部症状が出現し,皮膚や腎症状が遅れて出現し,診断が困難であった.<br>

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参考文献 (16)*注記

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