十二指腸水平脚潰瘍穿孔から3年後に診断し得たZollinger-Ellison症候群の1例

• 板場 壮一

  九州大学大学院病態制御内科学

• 本田 邦臣

  九州大学大学院病態制御内科学

• 中村 和彦

  九州大学大学院病態制御内科学

• 吉永 繁高

  九州大学大学院病態制御内科学

• 樋口 奈緒美

  九州大学大学院病態制御内科学

• 秋穂 裕唯

  九州大学大学院病態制御内科学

• 宜保 淳也

  九州大学大学院病態制御内科学

• 有田 好之

  九州大学大学院病態制御内科学

• 伊藤 鉄英

  九州大学大学院病態制御内科学

• 田中 雅夫

  九州大学大学院臨床·腫瘍外科

• 瀬川 由美子

  九州大学大学院形態機能病理学

• 岩佐 勉

  北九州市立医療センター消化器内科

• 高柳 涼一

  九州大学大学院病態制御内科学

書誌事項

タイトル別名

• A case of Zollinger-Ellison syndrome diagnosed three years after ulcer perforation in the third portion of the duodenum

抄録

症例は61歳，女性．2002年十二指腸水平脚の潰瘍穿孔の既往あり．2005年10月より腹痛，嘔吐が出現し，上部消化管内視鏡検査にて多発性十二指腸潰瘍を認め，当科紹介となる．ダブルバルーン小腸内視鏡検査にて上部空腸に多発する潰瘍瘢痕を認めた．ガストリン高値，選択的動脈内カルシウム注入試験，画像所見などより十二指腸腹側のガストリノーマと診断し，腫瘍摘出術を行った．摘出標本はリンパ節内の神経内分泌腫瘍であった．今後，ダブルバルーン小腸内視鏡検査はZollinger-Ellison症候群診断の一助になる可能性があると考えられた．<br>

収録刊行物

• 日本消化器病学会雑誌

  日本消化器病学会雑誌 105 (5), 705-710, 2008

  一般財団法人 日本消化器病学会

キーワード

• Zollinger-Ellison症候群
• ガストリノーマ
• 十二指腸潰瘍
• 穿孔

詳細情報

• CRID: 1390001206399196032
• NII論文ID: 10021271487
• NII書誌ID: AN00192124
• DOI: 10.11405/nisshoshi.105.705
• COI: 1:STN:280:DC%2BD1c3pvV2ktA%3D%3D
• ISSN: 13497693
• ISSN: 04466586
• PubMed: 18460860
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2008199724
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • PubMed
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可