経過中に多重複癌を合併した自己免疫性膵炎の1例

• 新井 修

  倉敷中央病院消化器内科

• 松枝 和宏

  倉敷中央病院消化器内科

• 片山 幸子

  倉敷中央病院消化器内科

• 平尾 謙

  倉敷中央病院消化器内科

• 三好 正嗣

  倉敷中央病院消化器内科

• 毛利 裕一

  倉敷中央病院消化器内科

• 能登原 憲司

  倉敷中央病院病理検査科

• 山本 博

  倉敷中央病院消化器内科

書誌事項

タイトル別名

• A case of autoimmune pancreatitis with various extrapancreatic fibrosclerosis followed by malignant diseases

抄録

症例は68歳，男性．黄疸精査のため行ったCTで膵びまん性腫大と肝門部·下部胆管に狭窄を認め，膵生検にて自己免疫性膵炎と診断した．膵外病変として間質性肺炎，後腹膜線維症，硬化性胆管炎が併存した．ステロイド治療が奏功し，中止後も再燃は見られないが，経過中腎盂癌，膀胱癌，同時性重複早期胃癌の合併が見られた．自己免疫性膵炎では悪性腫瘍の合併について注意すべきである．<br>

収録刊行物

• 日本消化器病学会雑誌

  日本消化器病学会雑誌 105 (5), 711-718, 2008

  一般財団法人 日本消化器病学会

キーワード

• 自己免疫性膵炎
• 悪性腫瘍
• 腎盂癌
• 膀胱癌
• 胃癌

詳細情報

• CRID: 1390282681375907840
• NII論文ID: 10021271510
• NII書誌ID: AN00192124
• DOI: 10.11405/nisshoshi.105.711
• ISSN: 13497693
• ISSN: 04466586
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2008199725
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可