放射線療法が著効した肝門部肝細胞癌再発の１例

• 中原 英樹

  県立広島病院一般外科

• 満田 裕

  県立広島病院一般外科

• 小橋 俊彦

  県立広島病院一般外科

• 惠木 浩之

  県立広島病院一般外科

• 眞次 康弘

  県立広島病院一般外科

• 香川 直樹

  県立広島病院一般外科

• 漆原 貴

  県立広島病院一般外科

• 福田 康彦

  県立広島病院一般外科

• 北本 幹也

  県立広島病院消化器内科

• 山田 博康

  県立広島病院消化器内科

• 門前 芳夫

  県立広島病院放射線科

書誌事項

タイトル別名

• A case report of recurrent hepatocellular carcinoma treated by radiotherapy
• 症例報告 放射線療法が著効した肝門部肝細胞癌再発の1例
• ショウレイ ホウコク ホウシャセン リョウホウ ガ チョコウシタ カンモンブ カン サイボウ ガン サイハツ ノ 1レイ

抄録

症例は77歳男性，大腸癌術後経過観察中のcomputed tomography（CT）にて肝細胞癌を認め切除した．肝切除後8カ月にて局所再発による閉塞性黄疸を認めた．Endoscopic nasal biliary drainage（ENBD）tube挿入後放射線照射50Gyを行った．終了後の内視鏡検査ではファーター乳頭から良好な胆汁流出を認め，ENBD抜去後退院した．放射線治療終了後14カ月，DCPは正常化しており，局所再発なく外来経過観察中である．肝細胞癌に対する放射線単独療法はガイドライン上にも記載がなく，その有効性は確認されていないが，手術拒否例，TACE不能例など症例によっては有効な治療法になると考えられる．<br>

収録刊行物

• 肝臓

  肝臓 49 (2), 65-71, 2008

  一般社団法人　日本肝臓学会

キーワード

• 肝細胞癌再発
• 放射線療法
• 閉塞性黄疸

詳細情報

• CRID: 1390282679769958912
• NII論文ID: 10021275618
• NII書誌ID: AN00047770
• DOI: 10.2957/kanzo.49.65
• ISSN: 18813593
• ISSN: 04514203
• NDL書誌ID: 9387980
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I9387980
• Web Site: http://www.jstage.jst.go.jp/article/kanzo/49/2/49_2_65/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2008127077
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可