書誌事項
- タイトル別名
-
- VERIFICATION METHODS OF A COMPENSATION FILTER IN WHOLE BODY IRRADIATION WITH BONE MARROW TRANSPLANTATION
この論文をさがす
抄録
白血病の治療である骨髄移植の前処置として全身照射が施行されている.患者の体軸の線量を均一にすることは全身照射における前提条件である.体厚の相違が補償される必要がある.我々の施設では,補償方法として数種類の異なった厚さの鉛板で作成した鉛補償フィルターを利用している.この論文の目的は体軸中心での線量を全身照射中に測定することによって線量補償の精度を評価することである.使用した検出器は半導体表面線量計(DPD-510線量計)8 個であった.検出器を体軸上に固定するための検出器専用ホルダーは木製で自作した.専用ホルダーを用いることにより体軸上の 8 ケ所での吸収線量の測定が可能であった.患者の体軸上の 8 ケ所において,鉛補償フィルターの精度が全身照射施行前において可能であった.繰り返し測定することにより補償フィルター精度を上げることが可能であった.全身照射中に測定経過をモニター表示することが可能であった.吸収線量は処方線量と一致させることができた.本法は全身照射の精度の確認と線量分布の均一性の改善において有用である.
収録刊行物
-
- 日本放射線腫瘍学会誌
-
日本放射線腫瘍学会誌 18 (4), 217-224, 2006
一般社団法人 日本放射線腫瘍学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001204330851840
-
- NII論文ID
- 10021282413
-
- NII書誌ID
- AN10123988
-
- ISSN
- 18819885
- 10409564
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可