併存肺疾患により術後CA19-9高値を示した早期胃癌の1切除例 A Case of CA19-9 Possitive Early Gastric Cancer with Interstitial Pneumonia Reveal the High Level of Serum CA19-9 after Surgery

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抄録

 症例は75歳,男性。平成17年7月,タール便を主訴に来院,上部内視鏡で胃体上部に出血性隆起病変を認めアルゴンレーザーにて止血した。胃体下部に同様の複病変がみられ生検でGroup IVであった。1年後の内視鏡検査で胃体下部病変に高分化型腺癌を認めたため,胃全摘術を施行した。病理所見で胃体上下部病変は各々高,中分化型腺癌,深達度mであった。胃体上部病変はCA19-9免疫染色陽性,術前CA19-9は689U/mlと高値でありCA19-9産生胃癌と考えた。胃癌は完全切除され,詳細な画像診断で転移所見は認めなかったが,術後CA19-9は775U/mlと高値を示した。術後CA19-9高値や再上昇は癌遺残,再発を意味するが,肺疾患等でCA19-9が高値を示す報告がある。本例はCA19-9陽性早期胃癌であるが産生胃癌の定義を満たさない。間質性肺炎を併したためCA19-9が術前から術後まで高値を示したと考えられた。

収録刊行物

  • 日本外科系連合学会誌  

    日本外科系連合学会誌 33(1), 24-29, 2008-02-29 

    Japanese College of Surgeons

参考文献:  15件

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キーワード

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10021285985
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00002502
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    03857883
  • データ提供元
    CJP書誌  J-STAGE 
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