術前診断し得た回腸悪性リンパ腫による成人腸重積症の1例 A Case of Adult Intussusception Due to Malignant Lymphoma of the Ileum that was Diagnosed Preoperatively

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抄録

 症例は79歳,男性。2006年12月下旬,腹痛を認め当科受診,腸閉塞症の診断で入院したが数日間で軽快し退院となった。2007年1月上旬,再び腹痛を認め当科入院となった。腹部造影CT検査で上行結腸内に同心円状の層構造を認め,注腸造影検査で回腸への造影剤の流れを認めず上行結腸内に嵌入した陰影欠損像を認め腸重積症と考えられた。大腸内視鏡検査では回腸末端に隆起性病変を認め,生検で悪性リンパ腫と診断された。手術所見は回腸の上行結腸への嵌入が認められ,用手的整復後に回盲部切除術を施行した。先進部は回盲部から4cm口側回腸の径5.5×4.0cmの隆起性病変で,病理組織検査においてdiffuse large B-cell lymphomaと診断された。術後補助療法としてCHOP療法を施行し,8カ月を経過した現在,再発徴候は認められない。

収録刊行物

  • 日本外科系連合学会誌  

    日本外科系連合学会誌 33(1), 35-39, 2008-02-29 

    Japanese College of Surgeons

参考文献:  12件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10021286014
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00002502
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    03857883
  • データ提供元
    CJP書誌  J-STAGE 
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