書誌事項
- タイトル別名
-
- A Case was Thoughted Segmental Arterial Mediolysis Presented Twice at the Diffrent Time and Saved Each Time
この論文をさがす
抄録
同一患者で異時性に2回破裂し,いずれも救命しえたsegmental arterial mediolysis(以下SAM)と思われる1例を経験した。初回の左結腸動脈瘤破裂に対してはマイクロコイルによる塞栓術を行い,良好な結果が得られた。その15カ月後に突然の腹痛がみられ,脾動脈瘤破裂による腹腔内出血と診断した。さらに,腹腔動脈の瘤状変化や総肝動脈から左肝動脈にかけての解離がみられたため,腹腔動脈根部,総肝動脈根部,脾動脈根部と破裂部より末梢側の結紮術を施行した。<BR> 異所性に多発する動脈瘤で,遺伝的背景がないことからSAMによる動脈瘤の可能性が高いと判断した。本症の病因はいまだ不明な点が多く症例の集積が急務であるが,迅速な検査と適切な治療で救命しうる疾患である。
収録刊行物
-
- 日本外科系連合学会誌
-
日本外科系連合学会誌 33 (1), 88-92, 2008
日本外科系連合学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679320833408
-
- NII論文ID
- 10021286181
-
- NII書誌ID
- AN00002502
-
- ISSN
- 18829112
- 03857883
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可