専門医の立場から : 小児の場合 From the standpoint of specialists in pediatric cases

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抄録

小児の閉塞性睡眠時無呼吸症候群 (OSAS) は成長や発達, 性格や学業に影響を与えるといわれている. 診断基準や重症度分類は未定であるが, 無呼吸時間は小児においては2呼吸分の呼吸停止と考える, などが米国睡眠学会で提案されている. 患児の発見には外来診療時にすべての小児にイビキの有無を問診することや呼吸運動による胸郭変形の有無を視診するなどが疑い例の把握に役立つ. OSASであれば原因の精査と治療を進める. 小児のOSASの原因は口蓋扁桃肥大, アデノイド肥大による上気道狭窄や閉塞が多い. そのため, 患児の多くはアデノイド切除術と口蓋扁桃摘出術が著効する. また, 鼻疾患による鼻閉のみでもOSASを生じるため, 鼻の保存治療は実地医家で行い, それでも改善が見られない場合には専門病院で手術を含めた治療を考慮する. OSAS重症例では気管切開を要する例もあり, 専門病院との連携が不可欠である.

収録刊行物

  • 口腔・咽頭科 = Stomato-pharyngology  

    口腔・咽頭科 = Stomato-pharyngology 20(2), 173-176, 2008-03-31 

    日本口腔・咽頭科学会

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