味覚障害と口腔乾燥症の診断と治療 Treatment and diagnosis of taste disorder and dry mouth

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抄録

年間24万人と増加傾向にある味覚障害患者は, 味覚減退・脱失が主症状であり, 特発性, 薬剤性, 感冒後が主要な原因で, 血清亜鉛低下が深く関わっている. 電気味覚検査, ろ紙ディスク法, 血清微量元素測定, 舌乳頭の観察等により診断する. 治療は硫酸亜鉛やポラプレジンクなどの亜鉛補充療法を3ヶ月以上行う. 高齢化が進むにつれ口腔乾燥症も増加傾向にあり, 症状が増悪するとQOLを障害する. 原因は加齢, シェーグレン症候群など唾液腺障害によるものと, 咽喉頭異常感症, 全身疾患, 薬剤服用など唾液腺以外の原因とがある. 安静時・刺激時唾液量測定により診断し, 軽症には麦門冬湯, 中等症以上にはニサチジンや塩酸セビメリンを服用する.

収録刊行物

  • 口腔・咽頭科 = Stomato-pharyngology  

    口腔・咽頭科 = Stomato-pharyngology 20(3), 245-251, 2008-06-10 

    日本口腔・咽頭科学会

参考文献:  11件

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