気道をほぼ閉塞していた幼児喉頭玩具異物の1例

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タイトル別名
  • An Infant Case of Foreign Body in Larynx Almost Blocking the Airway
  • 症例 気道をほぼ閉塞していた幼児喉頭玩具異物の1例
  • ショウレイ キドウ オ ホボ ヘイソクシテイタ ヨウジ コウトウ ガング イブツ ノ 1レイ

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抄録

気管切開術を必要とした幼児の喉頭異物を経験したので文献的考察を加えて報告する。症例は1歳9カ月女児,異物はプラスチック製の星型で声門から声門下にかけて嵌頓していた。マッキントッシュ型喉頭鏡をかけて異物摘出を数回試みているうちに呼吸状態が悪化したため,緊急に気管切開術を施行した。気道確保後に喉頭顕微鏡下で異物を摘出した。気管切開術は気道確保と手術手技の両方の面で必要であったと考えられた。術後,合併症の1つである気管軟化症を認めた。原因として術後の気管支炎,幼児ならではの気管脆弱性が考えられた。幼児気管切開術後の気道管理の重要性をあらためて認識させられた。

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参考文献 (16)*注記

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