動脈フィルター一体型人工肺と通常膜型人工肺における臨床的性能評価 Clinical evaluation of the oxygenator with integrated arterial filter and membren oxygenator

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抄録

要旨送血回路への動脈フィルタの取り付けは安全性の確保のためには必要不可欠なものである。今回、動脈フィルター一体型人工肺SYNTHESIS(S群)と通常膜型人工肺CAPIOX RX15(C群)を使用し、動脈フィルター一体型人工肺の臨床的性能評価を行った。対象は成人開心術のうち待機症例を無作為に抽出し、生体適合性と酸素輸送能、回路構成に関する検討を行った。採血は体外循環開始前、開始直後、30分後、60分後、体外循環終了直後、手術室退室直前に行った。結果、生体適合性と酸素輸送能において両群間に有意差は見られなかった。回路構成はS群では動脈フィルタやそのホルダーを取り外せたことから回路の簡素化が行えた。また、分離体外循環において、メイン送血回路を分岐させることで従来使用していた動脈フィルター付き分離回路が不用となり、回路の簡素化が行えた。動脈フィルター一体型人工肺は既存の人工肺と比べても生体適合性や酸素化能は遜色なく、回路の簡素化による体外循環の安全性向上に寄与することが示唆された。

収録刊行物

  • 体外循環技術 = The journal of extra-corporeal technology  

    体外循環技術 = The journal of extra-corporeal technology 35(2), 120-123, 2008-06-01 

    The Japanese Society of Extra-Corporeal Technology in Medicine

参考文献:  1件

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