動脈フィルターの比較検討 : フィルティアFT-50について Comparison of Arterial Filters : with Filtia FT-50

この論文にアクセスする

この論文をさがす

著者

抄録

要旨動脈フィルターであるJMS社製フィルティアFT-50(FT)と現在当院で使用しているポール社製オートベントSV(AV)において、実験では気泡捕捉能を、臨床使用例では圧力損失変化率とプライミング時間について比較検討した。気泡捕捉能は、空気10mLをボーラス状気泡と遠心ポンプにて砕いたマイクロバブルの2種類について比較した結果、ボーラス状気泡では、AVの出口側で40μm以上の気泡を検出しなかった。しかし、砕いた気泡では両フィルターとも出口側で40μm以上の気泡を検出し、完全に安全とは言い切れなかった。臨床使用例の評価は、当院の人工心肺回路に無作為に組み込んで行った。圧力損失変化率は、両フィルター間に各測定ポイントで有意差はなかった。プライミング時間は、FTで4分程度短縮できた。両フィルターの気泡捕捉における安全確保には、システム全体での対処が必要であると考えられる。FTは、ろ過性能に問題がなく、プライミング時間短縮と充填量削減という点で、臨床使用上有用であると考える。

収録刊行物

  • 体外循環技術 = The journal of extra-corporeal technology  

    体外循環技術 = The journal of extra-corporeal technology 35(2), 124-127, 2008-06-01 

    The Japanese Society of Extra-Corporeal Technology in Medicine

参考文献:  7件

参考文献を見るにはログインが必要です。ユーザIDをお持ちでない方は新規登録してください。

被引用文献:  2件

被引用文献を見るにはログインが必要です。ユーザIDをお持ちでない方は新規登録してください。

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10021301074
  • NII書誌ID(NCID)
    AN1020635X
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    SHO
  • ISSN
    09122664
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  J-STAGE 
ページトップへ