不整脈予防におけるARB, ACE阻害薬とアルドステロン拮抗薬 : レニン・アンジオテンシン系の心房細動発症への関与 Blockade of renin-angiotensin-aldosterone system : innovative pharmacologic therapy in arrhythmias : Role of renin-angiotensin system for atrial fibrillation

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抄録

アンジオテンシンIIは, AT1受容体に結合し, G蛋白を介してCa<SUP>2+</SUP>過負荷をきたす.またPLCの経路からPKC, MAPKを産生し, 心肥大・間質の線維化のシグナルを活性化する, ストレッチにより, AT<SUB>1</SUB>の活性化が生じ, Ca<SUP>2+</SUP>過負荷をきたし, 撃発活動や異常自動能が発現すると推測される.RASの抑制は, 短期的な電気的リモデリングを抑えるだけでなく, 線維化のような長期的な構造的リモデリングに対しても抑制効果がある.また, ARBはreverse-remodeling作用, 抗炎症作用も有する.このように, RAS阻害は, 心内圧, 心筋壁ストレッチの軽減, イオン電流への影響, 交感神経系への影響, 電解質バランスの安定化, 心筋の電気的・構造的リモデリングの抑制, 抗炎症作用などにより不整脈を予防しうると考えられる.

収録刊行物

  • 心電図 = Electrocardiology  

    心電図 = Electrocardiology 28(1), 15-21, 2008-01-25 

    The Japanese Society of Electrocardiology

参考文献:  21件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10021301218
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00358282
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    REV
  • ISSN
    02851660
  • データ提供元
    CJP書誌  J-STAGE 
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