慢性心房細動の日内心拍変動解析についての検証 Dynamic circadian pattern of heart rate variability in chronic atrial fibrillation patients

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抄録

慢性心房細動 (CAF) 患者における心拍変動は予後予測に有用であると報告されているが, 時間領域解析の指標であるpRR50a (先行RR間隔より50msec以上長いRR間隔を示す割合) , pRR50b (同じく50msec以上短いRR間隔を示す割合) について充分な検討はなされていない.2003年1月~2005年12月にホルター心電図を施行したCAF患者94症例を対象とし, 平均RR間隔と時間領域解析の指標であるSDRR, pRR50, pRR50a, pRR50bを計測した.またpRR50bとpRR50aの比をb/a比と設定し, 時間帯による変動と内服薬との関係についても検討した.平均RR間隔, SDRR, pRR50はいずれも日中低下し夜間に増加した.b/a比はβ遮断薬単独内服群では無投薬群と比べ夜間帯に差を認めないものの, 日中の時間帯に有意に高値となった (1.452vs1.326, p<0.05) が, ジギタリス製剤単独内服群ACE阻害薬・ARB単独内服群においては無投薬群と比べ差はなかった.CAF患者において, 内服の有無により時間領域解析の変動パターンが異なることが示され, b/a比といった新しい指標が交感神経活性の何らかの影響を反映している可能性が考えられた.

収録刊行物

  • 心電図 = Electrocardiology  

    心電図 = Electrocardiology 28(1), 60-66, 2008-01-25 

    The Japanese Society of Electrocardiology

参考文献:  19件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10021301354
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00358282
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    02851660
  • データ提供元
    CJP書誌  J-STAGE 
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