著明な除細動閾値高値を示した両室ペーシング機能付き植込み型除細動器導入の1例 A case of cardiac resynchronization therapy with defibrillator (CRT-D) bearing unexpectedly elevated defibrillation threshold

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抄録

症例は65歳, 男性.拡張型心筋症および慢性腎不全にて他院フオロー中であった, 2007年6月, 透析中に心室細動 (VF) を発症し電気的除細動で蘇生されたため, 植込み型除細動器の適応とされ当院へ紹介入院となった.著明な心拡大・心機能低下および心不全症状 (NYHAIII) を認めるため両室ペーシング機能付き植込み型除細動器 (CRT-D) 植込み術を施行した.同日に施行した除細動閾値 (DFT) テスト時に誘発されたVFは最大出力でも停止不能であり, 体外式除細動を要した.以後, 種々のプログラミング変更, 高出力デバイスへの交換, 皮下アレイ植込みなどを順次施行したが確実な除細動は得られなかった.重症心不全に加え左上大静脈遺残による右側胸部植込み, アミオダロン内服などがDFT高値に関与したと考えられた.本症例は今後ますます増加が予想されるCRT-D症例における対処につき示唆に富むと考えられたため報告する.

収録刊行物

  • 心電図 = Electrocardiology  

    心電図 = Electrocardiology 28(1), 68-75, 2008-01-25 

    The Japanese Society of Electrocardiology

参考文献:  23件

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被引用文献:  2件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10021301377
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00358282
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    02851660
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  J-STAGE 
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