５‐ＦＵ＋少量ＣＤＤＰ併用放射線化学療法によるＣｏｍｐｌｅｔｅ　ｒｅｓｐｏｎｓｅ（ＣＲ）が継続している肛門扁平上皮癌の２例

• 米山 泰生

  千葉大学先端応用外科

• 宮内 英聡

  千葉大学先端応用外科

• 軽部 友明

  千葉大学先端応用外科

• 星野 敏彦

  千葉大学先端応用外科

• 幸田 圭史

  帝京大学ちば総合医療センター外科

• 落合 武徳

  千葉大学先端応用外科

書誌事項

タイトル別名

• Two Cases of Squamous Cell Carcinoma of the Anal Canal in Which Complete Response was Achieved with Chemoradiotherapy Using Cisplatin and 5-fluorouracil

抄録

5FU+CDDP併用放射線化学療法(CRT）にてCRの得られた2例を経験したので報告する．<br> 症例1: 59歳女性．2004年5月頃より肛門部違和感あり，肛門癌の疑いで当院受診した．肛門扁平上皮癌の診断となり，(5FU+CDDP）×5日間×2クール+放射線はリニアック4門照射，60Gy(骨盤腔40Gy+肛門部20Gy）を施行した．治療後2年3カ月無再発生存中である．<br> 症例2: 49歳女性．肛門痛を主訴に近医受診し，2005年11月当院受診した．精査の結果，肛門扁平上皮癌の診断となり同様のCRTを施行した．施行後1年経過し無再発生存中である．<br> 肛門扁平上皮癌に対して，5FU+少量CDDP併用CRTにより，大きな有害事象はなく2例でCRを得られ，有用な治療法であると考え，若干の文献的考察を加え報告する．<br>

収録刊行物

• 日本大腸肛門病学会雑誌

  日本大腸肛門病学会雑誌 61 (2), 85-90, 2008

  日本大腸肛門病学会

キーワード

• 肛門
• 扁平上皮癌
• 放射線化学療法

詳細情報

• CRID: 1390282679833191936
• NII論文ID: 10021302897
• NII書誌ID: AN00195100
• DOI: 10.3862/jcoloproctology.61.85
• ISSN: 18829619
• ISSN: 00471801
• Web Site: http://www.jstage.jst.go.jp/article/jcoloproctology/61/2/61_2_85/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2008135707
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可