書誌事項
- タイトル別名
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- Examination of Clinical Pathway for Colorectal Cancer-Comparison between Operation with Open and Laparoscopic-assisted Method-
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抄録
目的: 当院で開院時に導入した大腸切除のクリニカルパスの妥当性および,パス達成に寄与する因子について検討した.対象と方法: 初発結腸癌および直腸S状部癌待機手術143例(開腹手術82例以下O群,腹腔鏡下手術61例以下L群)を対象とした.O群(術後4病日食事開始,10病日退院),L群(術後3病日食事開始,8病日退院)のパス管理を全例に施行した.1. 食事開始時期および術後在院期間のパスで規定した日より延長した日数,パス達成度について検討,2. 両群を前期,後期に分けて検討,3. ロジスティック回帰分析を行い,パス達成に関与する因子を検討した.結果: 1. L群の方が,術後在院日数の延長日数が短く,パス達成率は高率であった.2. 後期のL群で有意に食事開始時期が早くなり,パス達成率も上昇したが,O群での改善は認めなかった.3. パス達成に関与する因子は,O群で術後合併症,L群で術前併存症,中枢側郭清,食事開始時期であった.<br>
収録刊行物
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- 日本大腸肛門病学会雑誌
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日本大腸肛門病学会雑誌 61 (4), 161-168, 2008
日本大腸肛門病学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679831070464
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- NII論文ID
- 10021303160
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- NII書誌ID
- AN00195100
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- ISSN
- 18829619
- 00471801
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可