免疫グロブリン大量静注療法が著効した水疱性類天疱瘡の1例

• 新熊 悟

  北海道大学大学院医学研究科皮膚科学分野

• 阿部 由紀子

  北海道大学大学院医学研究科皮膚科学分野

• 冨田 幸希

  北海道大学大学院医学研究科皮膚科学分野

• 夏賀 健

  北海道大学大学院医学研究科皮膚科学分野

• 氏家 英之

  北海道大学大学院医学研究科皮膚科学分野

• 阿部 理一郎

  北海道大学大学院医学研究科皮膚科学分野

• 秋山 真志

  北海道大学大学院医学研究科皮膚科学分野

• 清水 宏

  北海道大学大学院医学研究科皮膚科学分野

書誌事項

タイトル別名

• A Case of Bullous Pemphigoid Successfully Treated with Intravenous Immunoglobulin
• メンエキ グロブリン タイリョウ ジョウチュウ リョウホウ ガ チョコウシタ スイホウセイルイ テンホウソウ ノ 1レイ

抄録

83歳女性．略全身の浮腫性紅斑と水疱，びらんを主訴に来院した．臨床，病理組織，免疫組織学的所見およびBP180ELISA値から水疱性類天疱瘡と診断した．ステロイドの全身投与（prednisolone，0.75 mg/kg/日）を開始したが，内服開始後4週間の時点でも紅斑，水疱の新生を認めた．肺癌を併発しており全身状態が不良であることから，免疫抑制剤の併用や血漿交換療法はリスクが高いと考え，免疫グロブリン大量静注療法（400 mg/kg/日，5日間）を施行した．投与直後より皮疹の著明な改善とBP180 ELISA値の著明な低下を認め，その後ステロイドの減量を行うも皮疹の再燃は認めなかった．

収録刊行物

• 日本皮膚科学会雑誌

  日本皮膚科学会雑誌 118 (5), 933-937, 2008

  公益社団法人 日本皮膚科学会

キーワード

• bullous pemphigoid
• intravenous immunoglobulin
• lung cancer
• corticosteroids

詳細情報

• CRID: 1390282680713835520
• NII論文ID: 130004714805
• NII論文ID: 10021305732
• NII書誌ID: AN00196602
• DOI: 10.14924/dermatol.118.933
• ISSN: 13468146
• ISSN: 0021499X
• NDL書誌ID: 9479903
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I9479903
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2008277140
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可