ブラジル土壌より分離されたアスペルジルス・フミガツスIFM 54246株から得られた抗真菌活性物質 Antifungal Substances Isolated from Aspergillus fumigatus IFM 54246, Obtained from a Brasilian soil

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抄録

病原性糸状菌および病原性酵母に対する新規抗真菌剤の開発を目指して新規分離真菌培養エキスの抗真菌活性を検索した。今回は、アスペルジルス・フミガツス、アスペルジルス・ニガー、カンジダ・アルビカンス及びクリプトコッカス・ネオフォルマンスに対して抗菌活性を示したブラジル土壌より分離されたアスペルジルス・フミガツスIFM 54246 株に着目し、その成分検索を行った。本菌エキスからトリプトキバリン I とともに天然物としては新規の 2,4-ジヒドロキシ-3-メチルアセトフェノンを得たので、その構造を各種機器データの解析及び市販品との比較から決定した。今回得られた化合物について抗真菌活性を検討したした結果、2,4-ジヒドロキシ-3-メチルアセトフェノンがアスペルジルス・フミガツス、アスペルジルス・ニガー、カンジダ・アルビカンス及びクリプトコッカス・ネオフォルマンスの4菌に抗菌活性を示したのに対して、トリプトキバリン I はアスペルジルス・フミガツスに対してのみ抗菌活性を示したので、2,4-ジヒドロキシ-3-メチルアセトフェノンが本菌の活性本体であると想定した。

In the screening for new antifungal substances against pathogenic filamentous fungi and yeasts, a naturally new compound, 2,4-dihydroxy-3-methylacetophenone (2), was isolated along with tryptoquivaline I (1) from the methylene chloride-methanol (1:1) extract of Aspergillus fumigatus IFM 54246, obtained from a Brasilian soil, screened by possessing the antifungal activity against Aspergillus fumigatus, Aspergillus niger, Candida albicans and Cryptococcus neoformans. The structure of 2 was determined from the analysis of the spectroscopic investigation. Compound 2 showed the broad antifungal activity against A. fumigatus, A. niger, C. albicans, and C. neoformans, whereas tryptoquivaline I (1) showed the inhibition only against A. fumigatus. The main antifungal substance in the extract of the A. fumigatus strain was considered to be compound 2.

収録刊行物

  • マイコトキシン  

    マイコトキシン 56(1), 7-10, 2006-01-31 

    マイコトキシン研究会

参考文献:  3件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10021919743
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00334513
  • 本文言語コード
    ENG
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    02851466
  • データ提供元
    CJP書誌  IR  J-STAGE 
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