脱皮ホルモンに関する最近の話題

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著者

    • 神村 学
    • 農業生物資源研究所 昆虫科学研究領域 制御剤標的遺伝子研究ユニット

抄録

脱皮ホルモン(エクジステロイド)は昆虫における唯一のステロイドホルモンであり、胚発生、脱皮・変態、休眠、生殖など、雌雄に関わらず卵期から成虫期までの全てのステージで多彩な生理現象を制御している。脊椎動物で、性ステロイドホルモン類や糖質、鉱質コルチコイドなどの複数のステロイドホルモンが、目的に応じて、また雌雄別に使い分けられているのと対照的である。1990年代には、主にキイロショウジョウバエを使った研究により、受容体の同定を含めて脱皮ホルモンの作用機構の理解が急速に進んだ。また、2000年代になってからは、キイロショウジョウバエとカイコを使って、合成酵素群が次々と同定された。最近は、コクヌストモドキなどを使ったRNA干渉(RNAi)による遺伝子ノックダウン実験により様々な脱皮ホルモン関連遺伝子の機能が調べられている。本稿では、脱皮ホルモンの合成、作用、分解に関する最近のトピックを取り上げて紹介する。

収録刊行物

  • 蚕糸・昆虫バイオテック  

    蚕糸・昆虫バイオテック 77(2), 111-116, 2008-08-01 

    日本蚕糸学会

参考文献:  18件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10021921415
  • NII書誌ID(NCID)
    AA12145323
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    REV
  • ISSN
    18810551
  • NDL 記事登録ID
    9658955
  • NDL 雑誌分類
    ZR7(科学技術--農林水産--農産)
  • NDL 請求記号
    Z18-343
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  IR 
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