カイコの眠性変化からみた変態の内分泌基盤

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抄録

カイコは鱗翅目昆虫に属し完全変態を行う。脳から分泌される前胸腺刺激ホルモン(PTTH)により前胸腺から脱皮ホルモン(エクダイソン)が分泌され幼虫脱皮、蛹化脱皮また蛹期の成虫器官の発達が促される。脱皮の種類は幼若ホルモン(JH)の分泌量の多寡によって決められる。このJHの量を決めるのが、脳から神経を通して分泌されるアラタ体分泌促進物質あるいは抑制物質である。カイコは通常4回の幼虫脱皮を行い5齢になった後、蛹へと変態を行うが、まれに3回脱皮して変態を行うもの、5回脱皮するものが現れる。3回脱皮して変態するものを3眠蚕、5回のものを5眠蚕というが、これらは、環境条件、栄養条件、薬剤処理等によりもたらされる。一方、遺伝的に3眠のカイコ、5眠のカイコも知られている。本論文では、カイコの眠性変化、特に3眠蚕について行われた研究を紹介しながら、カイコ変態における内分泌現象の本質について考察する。

収録刊行物

  • 蚕糸・昆虫バイオテック  

    蚕糸・昆虫バイオテック 77(2), 117-123, 2008-08-01 

    日本蚕糸学会

参考文献:  28件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10021921434
  • NII書誌ID(NCID)
    AA12145323
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    REV
  • ISSN
    18810551
  • NDL 記事登録ID
    9658958
  • NDL 雑誌分類
    ZR7(科学技術--農林水産--農産)
  • NDL 請求記号
    Z18-343
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  IR 
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