繭糸繊度に特徴のある蚕品種の育成経過と性状

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タイトル別名
  • Development of a silkworm Bombyx mori race with characteristics of cocoon filament fineness.
  • ケンシ センド ニ トクチョウ ノ アル カイコ ヒンシュ ノ イクセイ ケイカ ト セイジョウ

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抄録

前報(代田・阿相,2008)で得られた知見に基づき,繭糸繊度に特徴のある品種の選抜を行った。蚕業技術研究所保有の材料の中から候補6系統を選び,系統分離法による蛾区選抜と個体選抜を9年間で25代実施した。その結果,日本種の交雑原種N12・N52と中国種の交雑原種C32・C66が選出された。それらを組み合わせた四元交雑種の性状を調べた結果,収繭量多く,繭糸長く,繭糸繊度が細く,育種目標に合致した良好な成績を示した。特に粒内繊度偏差は極めて小さく,産卵性も優れ業界の要望に沿った品種であることが認められ,実用に提供された。<br>

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参考文献 (10)*注記

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