ポリエチレン製スポンジ担体を活用するanammox処理

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  • Anammox Treatment Performances Using Polyethylene Sponge as a Biomass Carrier

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抄録

ポリエチレン製のスポンジシートを担体とする固定床型リアクタを使ってanammoxリアクタの窒素除去能力を検討した。固定床型anammoxリアクタを上向流にて240日間連続運転した。流入水のNH4-N、NO2-N濃度と流入水量を段階的に高めることで窒素容積負荷量を高め、窒素除去効率を38%から最終的に75%にまで高めることができた。運転開始240日後には2.8kg-N/m3/dという高いT-N除去速度を達成することができた。連続試験開始後3ヶ月で、ポリエチレン製のスポンジシートの表面はanammox汚泥で完全にカバーされ、スポンジシートの色が白から赤色に変色した。運転開始5ヵ月後には、anammox汚泥がスポンジシート上で旺盛に増殖し、スポンジシートの色が深紅に変わった。これら長期にわたる連続処理試験の結果、ポリエチレン製のスポンジシートがanammox汚泥の付着担体として優れていることを確認することができた。

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