腹腔鏡下大腸切除術導入における術中・術後因子の検討―術者に着目して―

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  • Investigation of Intra- and Post-operative Variables in the Start of Laparoscopic-assisted Colorectal Surgery-In Respect of Operator-

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抄録

腹腔鏡下大腸切除術導入における術中·術後因子を,術者に着目し検討した.腹腔鏡下大腸切除導入時からの102例を対象に腹腔鏡手技取得者(n=51)と初心者(n=51)の2群に分け,年齢,性別,併存疾患,BMI,術前深達度,術前リンパ節転移,術式,リンパ節郭清,手術時間,出血量,術後合併症,食事開始時期および術後在院期間について検討した.次に術者を加え,手術時間,出血量,および術後合併症のリスク因子を単変量·多変量解析を用い,術後在院期間のリスク因子をCoxの比例ハザードモデルを用い検討した.背景因子に差を認めなかった.手術時間のリスク因子は,術式,BMI.出血量のリスク因子はBMI.術後合併症のリスク因子は,術前併存症.術後在院日数のリスク因子は,術後合併症,食事開始時期であった.術者は,リスク因子ではなく,当院の術者決定方法は,質を下げない適切な方法と考えられた.<br>

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