潰瘍性大腸炎穿孔手術２８症例の検討

• 内野 基

  兵庫医科大学第二外科

• 池内 浩基

  兵庫医科大学第二外科

• 松岡 宏樹

  兵庫医科大学第二外科

• 田中 慶太

  兵庫医科大学第二外科

• 久野 隆史

  兵庫医科大学第二外科

• 大嶋 勉

  兵庫医科大学第二外科

• 塚本 潔

  兵庫医科大学第二外科

• 中村 光宏

  兵庫医科大学第二外科

• 外賀 真

  兵庫医科大学第二外科

• 中埜 廣樹

  兵庫医科大学第二外科

• 野田 雅史

  兵庫医科大学第二外科

• 竹末 芳生

  兵庫医科大学感染制御学

• 冨田 尚裕

  兵庫医科大学第二外科

書誌事項

タイトル別名

• Twenty-eight Cases of Ulcerative Colitis Complicating Perforative Peritonitis

抄録

2006年12月までに当科で手術を行った潰瘍性大腸炎(以下UC）症例902例のうち，穿孔で手術適応となった28症例につき，その臨床的特徴について検討した．炎症性腸疾患(以下IBD）における穿孔はクローン病，ベーチェット病に多いとされ，UCでは比較的少ないとされている．しかしUC穿孔症例では活動期，ステロイド大量投与症例が多く，surgical site infection(SSI）を初めとする術後合併症は高頻度に見られ，管理に苦渋した．さらに疾患の性質上，若年者が多く，QOLを考慮して可能な限り肛門温存に努めるべきであり，当科症例28例中24例(85.7%）に肛門温存手術が可能であった．<br>

収録刊行物

• 日本大腸肛門病学会雑誌

  日本大腸肛門病学会雑誌 61 (6), 298-302, 2008

  日本大腸肛門病学会

キーワード

• 潰瘍性大腸炎
• 穿孔
• 肛門温存手術

詳細情報

• CRID: 1390001204854726016
• NII論文ID: 10021941619
• NII書誌ID: AN00195100
• DOI: 10.3862/jcoloproctology.61.298
• ISSN: 18829619
• ISSN: 00471801
• Web Site: http://www.jstage.jst.go.jp/article/jcoloproctology/61/6/61_6_298/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2008213151
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可