球殻状たんぱく質フェリチンの固体表面吸着のナノ制御

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タイトル別名
  • Adsorption and delivery of cage-shaped protein with nanoparticle, ferritin, onto a silicon substrate
  • キュウカクジョウ タンパクシツ フェリチン ノ コタイ ヒョウメン キュウチャク ノ ナノ セイギョ

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抄録

<p>たんぱく質超分子を用いたデバイス作製プロセス,「バイオナノプロセス」では,ナノ粒子を内包した球殻状たんぱく質フェリチンをシリコンなどの基板上の所定の位置に吸着配置している.これまでに水溶液中の静電相互作用や静電遮へい長を正確に制御することで,フェリチンの高密度吸着と一分子吸着が実現されている.また外表面に無機材料認識ペプチドを付加したフェリチンでは,基板上に直接二次元規則配列を作成でき,基板上の六角形パターンにも二次元規則配置が作製可能となっている.さらにはチタン認識フェリチンでは,そのバイオミネラリゼーション能を利用して,フェリチンの三次元構造を1層ずつ作製することもできるようになってきた.</p>

収録刊行物

  • 応用物理

    応用物理 77 (10), 1199-1205, 2008-10-10

    公益社団法人 応用物理学会

参考文献 (43)*注記

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