矯正治療における難治症例からの考察第2報口唇口蓋裂長期管理症例

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  • Consideration from Orthodontic Treatment in Intractable Case 2nd Report : Cleft Lip and Palate Cases which Required Long Term Treatment

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抄録

長期管理を要した口唇口蓋裂患者3症例における診断と治療経過を顧みた結果, 治療を長期化させる要因として以下の各項目が上げられた.1.上顎拡大の困難性.2.拡大による顎裂部骨移植生着への障害.3.上顎骨前方牽引装置およびチンキャップの治療効果.4.両側性唇顎口蓋裂中間顎の位置制御不全.5.外科手術の予後不良とそれに対する矯正的処置の困難性.そして, これらの改善案として, 口蓋形成手術術式の再検討, 上顎拡大の時期と量とに関する再考すべき点, 今後導入すべき解析方法, 診療システムの有すべき条件などについて考察したので報告する.

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