書誌事項
- タイトル別名
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- A Statistical Review of Esophageal Foreign Bodies
- 当教室[聖マリアンナ医科大学耳鼻咽喉科学教室]過去21年間の食道異物の臨床統計的観察
- トウキョウシツ セイ マリアンナ イカ ダイガク ジビ インコウ カガク キョウシツ カコ 21ネンカン ノ ショクドウ イブツ ノ リンショウ トウケイテキ カンサツ
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抄録
われわれは1985年から2005年までの21年間における食道異物237症例の統計を行い,異物の種類や,摘出方法の変遷を認めたので報告する。<br>平均年齢は49.5歳(最少8カ月,最高91歳),性差は男性90例,女性147例であった。異物全体の内訳はPTP(37.6%),魚骨(24.5%),コイン(13.1%),義歯(8.0%)と,過去の報告で一番多かったコインが三番目となった。年齢分布は10歳未満と50歳以上に多く,二峰性を示した。10歳未満では圧倒的にコインが多かった。一方,中高年ではPTP,魚骨,義歯,肉片の順に多かった。<br>介在部位は第1狭窄部が全体の約84.4%を占めた。<br>摘出方法は全身麻酔下,直達食道鏡によるものが79.7%(237例中189例)と大半を占めていたが,2003年以降内視鏡による摘出が82.9%(35例中29例)と急激に増加していた。摘出方法の変化は内視鏡の器具の進歩がもたらしたと考える。
収録刊行物
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- 日本気管食道科学会会報
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日本気管食道科学会会報 58 (6), 527-532, 2007
特定非営利活動法人 日本気管食道科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679990235264
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- NII論文ID
- 10022621616
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- NII書誌ID
- AN00187474
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- ISSN
- 18806848
- 00290645
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- NDL書誌ID
- 9309213
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可