地下水からみた関東平野の地下環境

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タイトル別名
  • Groundwater environment in the Kanto Plain
  • チカスイ カラ ミタ カントウ ヘイヤ ノ チカ カンキョウ

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抄録

首都圏を擁する関東平野は国内最大の地下水盆であり,都市域の発展・拡大に伴って,地下水が積極的に利用されてきた.しかし,その過程において地盤沈下などさまざまな問題が生じており,首都圏の持続的な発展を成し遂げる上で,現在の地下環境をよく理解することが不可欠となっている.筆者らは,高度に発達した都市域における地下水環境を適切に理解するための手法や技術を確立することを目的として,関東平野において地下水調査を実施してきた.本稿では,これまでの調査結果を踏まえ,関東平野における地下水利用の歴史とそれに伴う地下環境の変遷を,地下水位変動,地下水水質の変化および地下水流動の変化に着目して整理した.

収録刊行物

  • 第四紀研究

    第四紀研究 47 (3), 203-216, 2008

    日本第四紀学会

被引用文献 (5)*注記

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参考文献 (59)*注記

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