書誌事項
- タイトル別名
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- Arousal Reaction after Intravenous Injection of Etilefrine during Total Intravenous Anesthesia with Propofol
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抄録
症例は38歳の女性で, 統合失調症に対し複数の治療薬を内服していた. 乳房切断術後2日目に術後出血に対する止血術を受けた. プロポフォールを用いた全静脈麻酔管理中, 出血点確認の昇圧目的でエチレフリンを8分間に計7mg投与したところ, 強い体動と開眼がみられた. エチレフリンのβ作用による心拍出量の増加は, 肝腎血流増加による代謝クリアランスの増加によりプロポフォールの血中濃度を一過性に低下させ, 覚醒徴候の主な原因になったと考えられた. また, 統合失調症患者では血液脳関門の機能異常のため, 通常中枢神経に作用しない薬剤が作用する傾向がある. したがって, α作用を有するエチレフリンが覚醒に関与する中枢神経のα1受容体に働き, プロポフォールの血中濃度低下による覚醒徴候を助長した可能性が推察された.
収録刊行物
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- 日本臨床麻酔学会誌
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日本臨床麻酔学会誌 28 (3), 461-464, 2008
日本臨床麻酔学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204759318912
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- NII論文ID
- 10024129847
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- NII書誌ID
- AN00330159
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- ISSN
- 13499149
- 02854945
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可