腸重積をきたした横行結腸深在性嚢胞性大腸炎の1例

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タイトル別名
  • A CASE OF COLITIS CYSTICA PROFUNDA CAUSING INTUSSUSCEPTION OF TRANSVERSE COLON

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抄録

症例は75歳,男性.3日前より持続する腹痛で当院紹介受診となった.上腹部に手拳大の腫瘤を触知し,同部に圧痛を認めた.血液検査では軽度の炎症反応を認めるのみであった.腹部CT検査でtarget signを認め,横行結腸の腸重積と診断した.直ちに注腸造影検査を施行したが,重積は解除されていた.後日行った大腸内視鏡検査で,横行結腸に3cm大の赤色調の表面平滑な隆起性病変を認めた.この病変が先進部となって腸重積を引き起こしたものと考えられ,開腹手術を施行した.病理組織検査では深在性嚢胞性大腸炎と診断された.深在性嚢胞性大腸炎が,横行結腸に腸重積を引き起こしたとの報告はなく,極めて稀な症例と考えられた.

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参考文献 (16)*注記

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