難治性成人Still病(ASD)の加療中にcalcineurin-inhibitor induced pain syndrome(CIPS)を発症した1例

  • 前島 圭佑
    大分大学医学部総合内科学第一(膠原病内科)
  • 石井 宏治
    大分大学医学部総合内科学第一(膠原病内科)
  • 堀田 美鈴
    大分大学医学部総合内科学第一(膠原病内科)
  • 浜崎 一
    大分大学医学部総合内科学第一(膠原病内科)
  • 安倍 いとみ
    大分大学医学部総合内科学第一(膠原病内科)
  • 森山 かおり
    大分大学医学部総合内科学第一(膠原病内科)
  • 原中 美環
    大分大学医学部総合内科学第一(膠原病内科)
  • 日野 生子
    大分大学医学部総合内科学第一(膠原病内科)
  • 吉松 博信
    大分大学医学部総合内科学第一(膠原病内科)

書誌事項

タイトル別名
  • Calcineurin-inhibitor Induced Pain Syndrome (CIPS) in an Adult-onset Still's Disease Patient
  • 今月の症例 難治性成人Still病(ASD)の加療中にcalcineurin-inhibitor induced pain syndrome(CIPS)を発症した1例
  • コンゲツ ノ ショウレイ ナンチセイ セイジン Stillビョウ ASD ノ カリョウチュウ ニ calcineurin inhibitor induced pain syndrome CIPS オ ハッショウシタ 1レイ

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抄録

症例は16歳,女性.2006年7月にASD発症.ステロイドやシクロスポリン(CsA)治療に抵抗性でありタクロリムス(TAC)を開始したところ,約3週後より側胸部や背部に激痛が出現.各種鎮痛治療に抵抗性で,TACの投与中止約6週後に症状が消失したため,TACによるCIPSと考えられた.臓器移植後のCIPSの報告は散見されるが,自己免疫疾患治療中の報告例はなく,疾患概念の認識が重要と考え報告する.<br>

収録刊行物

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (13)*注記

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