橈骨遠位端関節内骨折における掌側ロッキングプレート内固定術の臨床成績

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  • Clinical examination of distal radius intra-articular fractures with a volar locking plate

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抄録

【目的】橈骨遠位端関節内骨折locking plate内固定術(LP内固定)後の整復位安定性と日常生活動作の改善を臨床評価した. 【対象】LP内固定(LP群)を行った橈骨遠位端関節内骨折(AO typeC)26例と, Bridging型創外固定(EF群)29例を対照として比較検討した. 【方法】各群の, 骨癒合の有無, 術後合併症, 可動域, レントゲン変化, 臨床成績(Coony評価基準), 手関節機能評価(DASH)を行った. 【結果】両群とも平均3ヵ月で骨癒合を認めた. 術後合併症はLP群で末梢神経障害を2例に認めた. 術後可動域, レントゲン結果では, 両群間の有意差を認めた. 最終時臨床成績は良以上がLP群100%, EF群86%であった. 機能評価は術後6週間まではLP群で優位な改善を認めた. 【結論】術後レントゲン上の変化, 術後早期での可動域および臨床成績はLP内固定が優れていた. <br>

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