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- 小野 義隆
- 茨城大学教育学部生物学教室
書誌事項
- タイトル別名
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- Why life-cycle studies?: Implications in the taxonomy of rust fungi(Uredinales)
- 総説([日本菌学会賞]受賞論文) なぜ生活環研究なのか--サビキン分類学での意義
- ソウセツ ニッポン キンガクカイショウ ジュショウ ロンブン ナゼ セイカツカン ケンキュウ ナノカ サビキン ブンルイガク デノ イギ
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抄録
<p> 日本には763種のサビキンが知られている.104種が同種寄生性生活環を持ち,116種が短世代型生活環を持つ.192種の異種寄生性生活環が報告されているが,そのうち161種の異種寄生性生活環が日本で実験的に確かめられている.サビキン種は宿主特異性と生活環の違いによって識別できる.このサビキン種の認知・識別方法は,現在最も広く受け入れられている生物学的種概念に合致すると考えられる.宿主特異性と生活環の違いによって識別された近縁種間には,表形形質の共変異パターンの断絶が認められる.表形形質の共変異パターンの分析によって後験的に得られた分類形質によって,宿主特異性と生活環の相違に対応したサビキン種の異同を推定することができる.また,サビキン種の宿主特異性と生活環の特徴を明らかにすることによって,分子系統学的方法で推定されたサビキン系統関係に,より生物学的に意味のある説明を与えることができる.</p>
収録刊行物
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- 日本菌学会会報
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日本菌学会会報 49 (1), n/a-, 2008-06-01
日本菌学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390285300176539776
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- NII論文ID
- 10024481115
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- NII書誌ID
- AN00187816
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- ISSN
- 24241296
- 00290289
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- NDL書誌ID
- 9539830
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可