火攻法における自然着火適用性の検討

  • Razzaghi Samaneh
    Petroleum Research Center, Petroleum University of Technology Dept. of Chemical & Petroleum Engineering, Sharif University of Technology
  • Kharrat Riyaz
    Petroleum Research Center, Petroleum University of Technology
  • Vossoughi Shapour
    Petroleum Engineering Faculty, The University of Kansas
  • Rashtchian Davood
    Dept. of Chemical & Petroleum Engineering, Sharif University of Technology

書誌事項

タイトル別名
  • Feasibility Study of Auto Ignition in <i>In-situ</i> Combustion Process
  • Feasibility study of auto ignition in-situ combustion process

この論文をさがす

抄録

始めに,火攻法における酸化・燃焼反応に基づく油の置換が油層内でどのように起こるかについて原理を説明している。次に,イランの重質油(KEM油田)と貯留岩コア(炭酸塩岩)を使った火攻法のラボ実験について説明している。<br>実験では,まず原油に対して酸化反応に関するパラメーター(反応速度定数,自由化エネルギー,反応次数,エンタルピーなど)を求めるために,熱重量/微分熱重量分析と示差走査熱量測定を行った。その上で,原油と貯留岩コアを用いて,火攻法を模擬する燃焼管実験を行った。さらに,市販のシミュレーターを用いて燃焼管実験結果(温度分布など)をマッチングして,燃焼管内で起こっている反応,油の流動メカニズムなどを解析した。<br>燃焼管実験では特に自然着火させることを主眼にした。まず,空気自体の圧入から始め,次に酸素濃度を増していった。また,自然着火させる工夫として,酸素60%で,あまに油,過安息香酸-t-ブチル,オクチル酸コバルトの添加が効果的であることを提案している。

収録刊行物

参考文献 (16)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ